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労働者派遣法改正は「改悪」の部分が大きいと思う【前編】

      2015/06/19

 

これはひどい改正!(IT業界に的を絞りますが)

今回は今話題になっている「労働者派遣法の改正」について話をしたいと思います。

私は他の業界のことはよく知りません。
なのでIT関連業界にとって、この改正が与える影響について書いてみたいと思います。

はっきり言って改悪だと思っています。

 



 

3年経つと職を失うかもしれない

我々IT技術者の仕事は、現行法では「専門26業務」というのに該当します。
これは、専門性の高い業務に関しては「期間の制限なく」派遣に任せることができるというものでした。
(それ以外の業務は3年が上限で、それを過ぎると正社員として雇用するなどの措置が求められる)

改正案では、この「専門26業務」が撤廃されます。

今までは派遣先から求められる限り、ずっとそこで働き続けることができました。
しかし、それが泣く泣く3年で切られるかもしれないのです。

いくら派遣だとしても「仕事がある」のと「仕事がない」のは大違いです。
本来なら仕事があって収入を得られるはずの人が、そんな法改正のせいで仕事・収入を失ってしまうかもしれないのです。

しかも現行法では「業務」に対して3年の上限が定められているのに対し、改正案では「」に対しての上限に変わります。
これがどういう事かというと・・・。

例えば、ある業務を3年間派遣に任せたとします。
その後の扱いについて、現行法と改正法で比較してみます。

現行法・・・その「業務」はもう派遣を使えない(正社員への道も開ける)
改正法・・・「人」さえ変えれば引き続き同じ業務を派遣に任せられる(派遣ポストの固定化)

なんでこんな変更をするのか、意味が分かりません。

 

実は「派遣」と言えど「非正規雇用」ではないIT技術者

この後にも書きますが、我々IT技術者は「派遣」と言っても一般に言われるような「非正規雇用」ではなく、実はどこかの会社の「正社員」であることが多いです。
この場合ただちに職を失うことにはなりませんが、一つの派遣先を3年で切られることは、派遣元・派遣先双方にとってデメリットが大きいです。


 

2015/6/19 追記:
見落としていた条項があったので追記します。
派遣元に無期雇用されている場合は、期間の制限はありません。
つまり上で書いたようなケース(正社員が別の会社に派遣される場合)は3年の制限はないことになります。
したがって以下の記述は有期雇用(一般的な登録型の派遣)の方の場合になります。


 

一つの職場に3年いるということは、その職場を熟知し、仕事でも相応の部分を担うことになります。
(派遣先の社風にもよりますが)派遣先の正社員達を仕切って仕事をすることもままあります。

そんな人が法改正により交替を余儀なくされる。

派遣元にとっては、その仕事を失うかもしれないピンチです(他の会社に取られる、または派遣先の正社員で対応するなど)。
派遣先にとっては、新任者にまた一から仕事を覚えてもらわなくてはいけません(生産性が下がる、再教育コストがかかる)。
そして労働者にとっては、慣れ親しんだ職場を離れ、そこで築いてきた実績やポジションを一旦チャラにし、別の場所でまた一から積み上げていかなくてはなりません。
(長い目で見れば、同じ場所に長くいるよりも、色々な場所で経験を積み実績を上げて人脈を広げていくほうが将来的には良いのですが、それはまた別の話・・・)

まあ、従来の「専門26業務」の線引きが難しいというのはその通りだと思いますが、それを撤廃することで我々に何かメリットがあるかというと、なにもありません。
あるのは上記のようなデメリットだけです。

特定労働者派遣事業の廃止(すべて一般派遣に)

これはIT業界が大混乱に陥る恐れがあります。

私の会社も「特定労働者派遣事業」の届出を行っており、派遣事業を営むことができます。
しかしそれが廃止されて派遣が出来なくなってしまったら、とっても困ってしまいます。

まず「特定労働者派遣事業」とは何か、を説明しなくてはなりませんね。

と思ったのですが・・・。

これ以上続けると、とてつもなく長い記事になってしまいそうなので、一旦ここで切りたいと思います。

派遣法の改正は今旬な話題なので、近いうちに続きを書きたいと思います!

 

 - その他, 会社運営

Comment

  1. ニシ より:

    お世話になっております。

    今回の改正は確かにおかしいですね。
    専門性のある業務なので派遣するということは別に問題は無かった。
    派遣と名はついているけど、実際は派遣元の正社員。知らなかったです。

    普通の正社員と待遇をしていたということでしょうか。
    普通の派遣と専門性のある派遣。
    似ているようで全く異なっていたということですね。

    • シッピー より:

      ニシさん

      いつもコメントありがとうございます。

      IT業界はちょっと特殊なのかもしれないですね。
      建設業界とよく似ていると言われます(建設業界を知っているわけではありませんが)。

      誰でも名前を知っているような大手企業がでっかい仕事を受注して、それを下請けの各社に振り分ける。
      下請けはさらに孫請けに振り分ける。それが何重にも階層構造になっています。
      その中で必要に応じて各社間で派遣契約により人の貸し借りをするような感じです。

      専門性の高い仕事なので、どこかでみっちり実務経験を積まないと使い物にならない。
      なので純粋な非正規の人は少ないのだと思います。

      ただ正社員とは言っても、末端の会社に行けばいくほど待遇は落ちていきます。
      間で中間マージンを抜かれるからですね。

      なんかこの話で一本記事が書けそう。
      投資と関係ない記事がまた増えそうです(笑)。

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