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バイ&ホールドのインデックス投資をやりつつ、確定拠出年金ではレラティブストレングス投資で運用中。旧ブログ名:妻に内緒で投資信託

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ぼくのかんがえたさいきょうの投資法を検証してみた【割安投資編】

   

 

きっと誰もが通る道

バイアンドホールドが理に適っていると分かってはいても、「何か一工夫加えることでリターンを向上させられないか」という思いはどうしても湧いてきます。

「きっといい方法があるはずだ」
私などはまだ投資を始めてから1年半程度しか経っていないので、まだまだそういう夢を見てしまいます。

おそらく多くのインデックス投資の先輩たちも同様に考え、検証を重ね、そして結局はバイアンドホールドに落ち着いているのではないかと想像します。

きっと誰もが通る道なのでしょう。
先人に学びショートカットする道もあると思いますが、もう少しだけ遠回りして自分の足で歩いてみたいなと思います。

ということで「ぼくのかんがえたさいきょうの投資法」を検証してみました。
今回は第一弾【割安投資編】です。

 



 

割安と思われる資産を多く購入する

リターンを向上させるには、いかに安く買えるかが勝負です。
そこで、割安のときに多く買い、割高のときはあまり買わないことで、平均価額を下げる作戦を考えてみます。
そもそもドルコスト平均法にはその機能が組み込まれているわけですが、そのメリットを強化するイメージです。

言うまでもなく、「割安」かどうかは後になってから分かることで、購入時点では分かりません。
ですので何らかの判断基準を設ける必要があります。

いろいろやり方はあると思いますが、まずは12か月移動平均線との乖離率を使ってみたいと思います。

シミュレーション条件

投資金額 月額5万円
投資対象 日本株式(TOPIX)
先進国株式(MSCI コクサイ・インデックス)
新興国株式(MSCI エマージング・マーケット インデックス)
投資期間 1988年12月~2016年3月

各投資対象の指数データをダウンロードし、先進国株式・新興国株式については過去の為替データと突き合わせて円換算したものを使用します(いずれの指数も配当分は含んでいません)。

上記の投資対象3資産に毎月1万円ずつ均等投資します。
そして残った2万円については、3資産の中で「最も割安と思われる」資産に対して投資します。

割安の判断は、3資産の中で「12か月移動平均乖離率の値が最も小さいもの」とします。
(上方乖離はプラス値、下方乖離はマイナス値として、数値として最も小さいもの)

つまり3資産とも最低1万円は必ず積み立てるのですが、中でも比較的割安と思われる資産には2万円を追加投資し、安いときに多く買っておくことで平均価額を下げようという戦略です。
便宜的に「割安投資」と呼ぶことにします。

よし!
「ぼくのかんがえたさいきょうの投資法」ができた。
これで勝つる!

結果は撃沈

この作戦には重大な欠点があります。
鋭い人はすぐダメなところに気付かれたかもしれません。
私も薄々感づいてはいたのですが・・・。

まずはシミュレーション結果のグラフをご覧ください。

割安投資の検証

期間の前半部分は絵的に面白くないので除いてあります。

青い線が元本です。

赤(TOPIX)は日本株式、緑(KOKUSAI)は先進国株式、紫(EM)は新興国株式で、それぞれ全額をその資産に投資した場合の線です。
これで指数ごとのパフォーマンスの違いが分かると思います。

水色の線は3資産均等投資した結果の線(5万円は3で割り切れないことには目を瞑ってください・・・笑)。
これを上回れるかどうかが勝負です。

そして今回検証する「割安投資」のオレンジの線を見てみると・・・。

見事に全期間で3資産均等投資の成績を下回っています。
基本同じような値動き(一万円は必ず積み立てるので)をしているのですが、常に少し負けていますね。

割安投資の敗因

この投資法の「重大な欠点」とは何だったのでしょう?
その答えは各資産の積立額累計を見れば一目瞭然です。

資産クラス 積立額累計
日本株式 6,600,000円
先進国株式 4,740,000円
新興国株式 5,060,000円

 

今回の「割安投資」のルールでは、3資産の中で割安と判断されたものに追加投資をします。
すると当然、積立額累計は資産クラス間で異なってきます。
割安と判断される回数が多い資産に偏ってくるのです。

その結果がこれです。
リターンの悪い順に投資金額が大きくなっています。
ダメな資産により多く投資しているのですから、それは結果が悪いのも当然です。

シミュレーションするまでもなく、ちょっと考えれば分かることでした。

例えば、常に他資産のパフォーマンスを上回り続ける素晴らしい資産クラスがあったとします。
しかしこのルールでは、その素晴らしい資産クラスには追加投資が一切されないことになります。
常に他資産を上回るのですから、乖離率でも上回ることになり「割安」と判断されることはないのです。

結局このルールは、パフォーマンスの劣る資産を「割安」と判断して多く投資し、パフォーマンスに優れた資産は「割高」と判断してあまり投資しないのです。
全然ダメダメなルールでした(笑)。

じゃあ逆にすれば・・・

それじゃあ逆に、乖離率が大きいものを「優秀」と判断して追加投資すれば儲かるんじゃね?
というのはすぐに思いつきますね。

これについては次回、検証してみたいと思います。

 - 投資の話, 投資法の検証

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