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【第4弾】ぼくのかんがえたさいきょうの投資法を検証してみた【デュアルモメンタム編】

   

 

シミュレーションは意外な結果に・・・

前回は「絶対モメンタム」を利用した投資法を検証してみました。
(前回の記事:【第3弾】ぼくのかんがえたさいきょうの投資法を検証してみた【絶対モメンタム編】

モメンタムとは一言でいうと「株価の勢い」のこと。
ここではリターンが高い場合に「勢いが強い」と解釈します。

前回の「絶対モメンタム」は直近1年のリターンがマイナスとなった資産は売却し、その資金をプラスの資産へ振り向けるという戦略でした。

今回は【第2弾】ぼくのかんがえたさいきょうの投資法を検証してみた【調子乗り投資編】で利用した「相対モメンタム」と、前回の「絶対モメンタム」を組み合わせた「デュアルモメンタム」という手法を検証してみます。

このデュアルモメンタムは、私が確定拠出年金で実践している「レラティブストレングス投資」の基本的考え方そのものです。

前回あたりから既に「ぼくのかんがえた」ではなくなっている気もしますが(笑)、細かいことは気にせず検証行ってみましょう!

 



 

直近1年の成績がトップかつプラスの資産のみ投資する

今回検証する「デュアルモメンタム」のルールは次の通りです。

  • 直近1年のリターンが最も良かった1資産を選択する(相対モメンタム
  • その資産の直近1年リターンがプラスの場合のみ投資対象とする(絶対モメンタム) ※マイナスの場合は現金を積み立てる
  • 投資対象から外れた資産は全売却、その資金で新たに投資対象となった資産を買い付ける

モメンタムが継続する、つまり上がる資産はもっと上がるし、下がるものはもっと下がる(その傾向が強い)という考えを前提とし、最も成績が良い(つまり今後最も上がることが期待できる)資産を選択するのが「相対モメンタム」。

但し、下がってきた資産は買わず、もっと下がる前に売却して逃げちゃおうというのが「絶対モメンタム」。

この二つを組み合わせたのが今回検証する「デュアルモメンタム」です。

シミュレーション条件

投資金額 月額5万円
投資対象 日本株式(TOPIX)
先進国株式(MSCI コクサイ・インデックス)
新興国株式(MSCI エマージング・マーケット インデックス)
投資期間 1988年12月~2016年3月

各投資対象の指数データをダウンロードし、先進国株式・新興国株式については過去の為替データと突き合わせて円換算したものを使用します(いずれの指数も配当分は含んでいません)。

①.まずは各投資対象の資産について12か月リターンを上昇率の形で算出します。

12か月リターン = 当月の基準価額 ÷ 12か月前の基準価額 - 1

例えば、
当月の基準価額が11000円、12か月前が10000円なら、11000 ÷ 10000 - 1 = +0.1(10%の上昇)
当月の基準価額が 9000円、12か月前が10000円なら、 9000 ÷ 10000 - 1 = ー0.1(10%の下落)
といった数字を算出します。

②.この12か月リターンが最も高い資産を上記投資対象より選択します(相対モメンタム)。

③.②で選択した資産の12か月リターンがプラスならその資産を投資対象とします(絶対モメンタム)。

④.投資対象から外れた資産は全売却します。

⑤.月額5万円(新規積立分)+売却した資産があればその金額を上記③で投資対象となった資産に全額投資します。

そして大事なところですが、売却により利益が発生する場合は税金分を差し引いてシミュレーションを行います。
時代により税率は異なりますが、今回は一律20%として計算を行います。
また損失の繰越は考慮しません。

簡単に例を挙げると・・・

分かりにくいかもしれないので、簡単な例を挙げてみます。

12か月リターン1位の資産がプラスの場合

12か月リターンが最も高い資産に対して月額5万円を全額投資します。

日本株式 先進国株式 新興国株式
12か月リターン +5% +10% -5%
投資金額 0円 50,000円 0円

 

翌月、日本株式が急上昇しトップとなった場合

トップから転落した先進国株式を全売却(売却価額は仮に同額の5万円とします)。
その代金(5万円)と月額5万円の合計額を、今回トップとなった日本株式に全額投資します。

日本株式 先進国株式 新興国株式
12か月リターン +15% +10% -5%
投資金額 100,000円 0円 0円

 

その後相場が下落し、全資産がマイナスとなった場合

この例では日本株式が12か月リターンではトップですが、マイナスなので投資しません。
保有分は全売却し、その代金と月額5万円の合計額は現金として保有します。
その後プラスとなる資産が現れるまで月額5万円は現金で積み立てます。

日本株式 先進国株式 新興国株式
12か月リターン -5% -10% -15%
投資金額 0円 0円 0円

 

イメージはお分かりいただけたでしょうか。

よし!
「ぼくのかんがえたさいきょうの投資法」ができた。
これで勝つる!

意外な結果

まずはシミュレーション結果のグラフをご覧ください。

期間の前半部分は絵的に面白くないので除いてあります。

青い線が元本です。

赤(TOPIX)は日本株式、緑(KOKUSAI)は先進国株式、紫(EM)は新興国株式で、それぞれ全額をその資産に投資した場合の線です。
これで指数ごとのパフォーマンスの違いが分かると思います。

水色は前回検証した「絶対モメンタム」の線。
これを上回れるかどうかが勝負です。

そして今回検証する「デュアルモメンタム」のオレンジの線を見てみると・・・。

負けた・・・(笑)。

個別の指数には勝っていますが、「絶対モメンタム」には完敗と言えるほどの差がついて負けています。

ストーリー的にも「デュアルモメンタム」が勝って締めるつもりでいたのですが(笑)、なんとも予想外な結果が出てしまいました。

なぜこうなったのか?・・・検証は後日

絶対モメンタム」と「デュアルモメンタム」のシミュレーション結果をざっと眺めてみました。

このような結果となった原因は何となく見えてきました。

ただちょっと長くなりそうなので、検証結果については後日改めて記事にしたいと思います。

今回はまず結果のみということで・・・。

 - 投資の話, 投資法の検証

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